白さと軽さと心地よさと~2月11日 立川左談次を偲ぶ会~
今日のためにね、一所懸命に稽古してきたんだから 白猫一匹 座布団の上 ある夜。万雷の拍手に迎えられ、舞台袖から大きな白猫が一匹、まるで座布団の上に寝転がるかのようにして現れた。真っ白な顔には居心地が良さそうな笑みが浮かび、嬉しくて堪らない時に多くの猫がそうするように、喉を鳴らして白猫は言葉を発した。 「若きカテーテルの悩み」 不思議に揺れた白猫の声が、霧のように会場へと染み渡っていく。どうやら何か病気を患っていることが分かった。私は初めて見たから、最初はなんだかわからなかった。でも、椅子に座して舞台にいる愛らしい白猫の姿を見ていた私は、笑い声をあげて白猫に拍手を送った。 「今日のためにね、一所…